NumLockキーを南無阿弥陀仏したい。

機械

NumLockキーを南無阿弥陀仏したい。

パソコンを使うようになって、もう何年経っただろう。
いや、正直に言えば何十年だ。
それなのに、キーボードにはいまだに意味の分からないキーが並んでいる。

Tab。
CapsLock。
そして、NumLock。

このNumLockキーが、とにかく厄介だ。


いつの間にか裏切るNumLock

さっきまで普通に使えていたはずなのに、
気づくと突然、機嫌を損ねている。

数字を押したつもりなのに、反映されない。
代わりに画面が上下にスクロールする。
カーソルが勝手に移動する。

「……は?」

声に出さなくても、心の中では確実に言っている。


押した覚えがないのに

一番腹が立つのは、
自分ではNumLockを押した覚えがないことだ。

触った記憶はない。
狙って押すキーでもない。

それなのに、
いつの間にかOFFになっている。

誰だ。
誰が押した。


馬鹿野郎と思う瞬間

数字を入力したいだけなのに、
思うように進まない。

単純な作業ほど、
こういう小さなストレスが積み重なる。

なんだこのNumLockという馬鹿野郎。
心の中で、何度そう叫んだことか。


南無阿弥陀仏してやりたい衝動

ふと、危険な発想が浮かぶ。

いっそのこと、
このNumLockキーを
南無阿弥陀仏でお陀仏してやりたい。

引きちぎって、
存在そのものをなかったことにしたい。

最初から、
そんなキーなど無かったことにしてほしい。


冷静になると分かること

だが、少し落ち着いて考える。

悪いのは、
NumLockキーではない。

  • 仕組みを完全に理解していない自分

  • 便利さに甘えている自分

  • 小さなことで苛立つ自分

問題は、だいたいこちら側にある。


それでも腹は立つ

分かっていても、腹は立つ。
理屈と感情は、別物だ。

NumLockキーは、
今日も何食わぬ顔でそこにある。

押されるのを待っているのか、
押されないことを期待しているのか、
それすら分からない。


結局、折れるのは自分

結局、
キーを引きちぎることもなく、
キーボードを投げることもなく、
今日も作業を続ける。

NumLockキー様のご機嫌を伺いながら、
所持金の計算をする。

静かな敗北だ。


まとめ

NumLockキーを南無阿弥陀仏したい。
そう思う日が、たまにある。

だが実際には、
先にあの世行きなのは自分の忍耐力かもしれない。

今日もカタカタと、
文句を言いながらキーボードを叩く。

NumLockキーは、
何も気にせず、そこに居続けている。

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