カキで大当たりした話
「カキに当たると地獄」
そんな話は何度も聞いていた。
それでも、まさか自分が当たるとは思っていなかった。
あの日は、完全に油断していた。
焼き牡蠣のはずだった
2件目の飲食店で、焼き牡蠣が提供された。
すでにかなり酔っていた。
味の記憶も、会話の内容も、ところどころ抜け落ちている。
本来なら、焼けているかどうかを確認するべきだった。
だが、その日は何も考えずに口に運んだ。
あとから聞くと、
焼き牡蠣をそのまま生で食べたらしい。
自分では覚えていない。
それが一番怖い。
翌日の異変
翌日の午前中は、特に変わりはなかった。
二日酔いだろうと思っていた。
異変が出たのは、午後になってからだ。
急に気分が悪くなり、
吐き気が止まらなくなった。
一度吐くと、しばらく楽になる。
だが、またすぐに波が来る。
それを何度も繰り返した。
この時点で、
「これは普通じゃない」と思った。
ノロウイルス確定
結果は、ほぼ確実にノロウイルス。
原因は、あの牡蠣しか考えられなかった。
嘔吐と下痢が同時に来る。
体力は一気に削られる。
水分を取らないと危険だが、
飲んでもすぐに出てしまう。
経口補水液を、少しずつ、何度も飲んだ。
「飲みまくった」というより、
必死で流し込んだという表現のほうが近い。
何もできない3日間
この手の体調不良は、
気合や根性ではどうにもならない。
食べられない。
動けない。
寝ていても落ち着かない。
ただ、時間が過ぎるのを待つしかなかった。
結果的に、
3日間でなんとか復活した。
だが、その間の記憶はほとんど曖昧だ。
酔っているときの判断力
あとから冷静に考えると、
すべての原因は「酔っていたこと」に行き着く。
-
本当に焼けているか確認しなかった
-
味や食感の違和感に気づかなかった
-
危険かもしれないという発想がなかった
酔っているときの判断力は、
自分が思っている以上に信用ならない。
もうカキはコリゴリだ
正直に言うと、
しばらくは牡蠣を見ただけで思い出すと思う。
好きな食べ物だったはずなのに、
体が拒否反応を示す。
「当たらなければ大丈夫」
そう言う人もいるが、
一度当たると、もう考え方が変わる。
まとめ
焼き牡蠣を生で食べて、ノロウイルスで撃沈。
笑い話にするには、少しきつい体験だった。
運が悪かったのか、
判断が甘かったのか。
たぶん、その両方だ。
もうカキはコリゴリだ。
少なくとも、酔っているときに食べることは二度とない。


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