向日町競輪場が無くなる!?京都アリーナに

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向日町競輪場が無くなる!?京都アリーナに

向日町競輪場は、競輪場の中でもかなり廃れた部類だったと思う。
華やかさもない。最新設備もない。
あるのは、古さと、くたびれた空気だけだ。

だが、それがよかった。

2024年9月を最後に、
向日町競輪場は工事に入り、再整備されることになった。
事実上の「一度、終わり」である。


競輪場の中にできた違和感

数年前から、場内にBMXパークなるものができた。
子供が自転車で遊ぶ、いかにも“今風”の施設だ。

それに伴って、
競輪場の一角は大きく削られた。

かつて、
鉛筆で投票用紙をコツコツと塗りつぶしていた場所は、
気づけばずいぶん狭くなっていた。

誰のための競輪場なのか。
そんなことを、ぼんやり考えた記憶がある。


再オープンは2029年らしい

話によると、
2029年に新しい向日町競輪場が再オープンするらしい。

その頃、
自分は生きているだろうか。

生きていたとしても、
もう競輪場に足を運ぶ体力も気力も、
残っていないかもしれない。

そう思うと、
「未来の施設」の話は、どうにも他人事に聞こえる。


正直、いらないもの

正直に言えば、
BMXパークも、新しい京都アリーナも、
自分にとっては不要だ。

便利で、きれいで、明るい施設が悪いとは言わない。
だが、それはどこにでもある。

向日町競輪場にあったのは、
ここにしかない空気だった。


レトロという言葉では足りない

あの施設は、
レトロという言葉では片づけられない。

古いブラウン管テレビ。
少し遅れて聞こえてくる歓声。
串焼きとビールの匂い。

レースが終わるたびに、
場内の照明が少しずつ暗くなっていく。

時間が、ゆっくりと沈んでいくような感覚。
それを味わえる場所だった。


世界遺産にしてしまえばよかった

冗談半分だが、
あの向日町競輪場は
ユネスコ世界遺産に認定されてもよかったと思っている。

昭和という時代の空気を、
あそこまで生々しく残している施設は、
そう多くない。

壊してからでは、もう戻らない。


時代は進むが、気持ちは追いつかない

再開発は、時代の流れだ。
止めることはできない。

だが、
古いものが消えるたびに、
自分の居場所も一つ減っていくような気がする。

便利になるほど、
心は置いていかれる。


まとめ

向日町競輪場が無くなる。
それだけの話だ。

だが、
そこに通っていた人間にとっては、
一つの時代が終わるということでもある。

昭和は、もう戻らない。
良き時代だったかどうかは分からない。

ただ、
あの空気を懐かしむ場所が、
また一つ消えていく。

それが、少し寂しいだけだ。

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