ログインIDが分からない!覚えられるか!
インターネットサービスが増えすぎた。
これはもう、誰のせいでもない。ただの事実だ。
一つ登録すれば、また一つ増える。
会員登録、本人確認、仮登録、本登録。
そのたびに、ログインIDが生まれる。
自分で決めたものもあれば、
メールアドレスだったり、
意味不明な英数字だったり、
「このIDは変更できません」と一方的に押し付けられるものもある。
覚えられるわけがない。
久しぶりのログインという地獄
久しぶりに、あるサイトへログインする必要が出てきた。
普段はまったく使っていない。
年に一度使うかどうか、そんなレベルだ。
ログイン画面を見た瞬間、嫌な予感はした。
IDとパスワード入力欄が、当たり前の顔で並んでいる。
そして、案の定だ。
ログインIDが分からない。
なぜかパスワードだけ覚えている
不思議なことに、パスワードは覚えている。
完璧ではないが、たぶん合っている自信がある。
だが、IDが分からない。
メールアドレスだった気もするし、
ユーザー名を決めた気もする。
もしかすると、会員番号だったかもしれない。
全部、うっすら覚えている。
だからこそ、余計にイラつく。
「IDをお忘れの方はこちら」
仕方なく、
「ログインIDをお忘れの方はこちら」をクリックする。
入力を求められるのは、
メールアドレス、生年月日、秘密の質問。
そのすべてが、また別の記憶テストだ。
ようやくメールが届き、
「あなたのログインIDはこちらです」と表示される。
見た瞬間、思う。
こんなの覚えてるわけがない。
やっとログイン、しかし…
なんとかログインはできた。
目的の操作も無事に終わった。
達成感は、ほぼない。
疲労感だけが残る。
そして気づく。
このサイト、またしばらく使わない。
繰り返される未来が見える
次に使うのは、いつだろう。
半年後か、一年後か、それとも数年後か。
そのとき、
ログインIDを覚えているか?
答えは、分かりきっている。
多分じゃない。100%忘れている。
また同じことを繰り返す。
ログイン画面で止まり、
「IDをお忘れの方はこちら」を押し、
小さな苛立ちを積み上げる。
結論はシンプル
サービスは便利になった。
セキュリティも強化された。
それは理解している。
それでも思う。
ログインID、多すぎる。
覚えられるか、こんなもの。
今日もまた一つ、
「次に忘れるログインID」が増えただけだった。

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